トースター 歴史としくみと選ぶ時のチェックポイント

 朝一に
 電気ケトルで
 湯をわかし

 好みの味の
 珈琲タイム

 上質な朝の時間
 一日のはじまりに
 コーヒーとともに

 朝はパン
 パンをトースターで焼いた
 トーストがいい

 バターをつけてから焼くか
 焼いてからバターをつけるか

 悩ましいが
 とにかく
 トースト

 簡単にトーストができる
 トースター

 だけど、
 トースターによって
 トーストが変わるのか?

 悩ましいが
 とにかく
 トースター

 トースターで
 トーストだ
 
[トースターのはじまり]

 トースター(Toaster)は、主にスライスしたパンを焼くために使われる熱源付きの調理器具です。熱源には電力が用いられるので、電気トースター(electric toaster)とも言われます。

 熱源として用いられるのはニクロム線。このニクロム線が1905年にアルベルト・マーシュによって開発されるまでは、トーストは暖炉の火などでローストして調理されていたり、電熱トースターといっても電熱線に鉄線を使用したものであったようです。この鉄線を利用したトースターは1893年に英国のクロンプトン社によって発売されましたが、火花がでたりして長時間の使用には耐えられなかったようです。

 ですから、長時間の使用に耐えうる電気トースターが作られたのは、1905年以降になりますね。では、電気トースターは誰が発明したのでしょうか?
 
 トーマス・エジソンです。

 トーマス・エジソンは電球の発明者とされていますが、電球の普及を目的として、発電から家庭への送電・配電事業化を成功させています。電球以外の電気の使い道として提案されたものの一つが、トースターだったようです。1910年に電気トースター「HOTSPOT」が発明されました。

 その後、1921年にアメリカのチャールズ・ストライトによって、焼きあがるとパンが上に跳ね上がる、スプリングとタイマーの付いたポップアップ型の電気トースターが発明され、特許を取得しています。

 日本で最初のポップアップ型トースターは昭和30年(1955年)に発売されたようですが、メーカーはわかっていません。

 このポップアップ型のトースターは、1980年代に生産が中止されています。というのも、トースターのもう一つのタイプであるオーブン型のトースター(オーブントースター)が普及したためのようです。

 タニタが日本で最初にオーブントースターを製造販売した1963年から20年ほどでポップアップ型は作られなくなってしまったのですね。

 一時期はポップアップ型のトースターを見ることはなくなりましたが、2000年代以降は輸入品が出回ったり、最近は高性能のポップアップ型トースターも見かけますね。

[トースターの種類としくみ]

 電気トースターは甲種電気用品であって、ポップアップ型とオーブン型に分類されています。それぞれ、ポップアップトースター、オーブントースターと呼ばれます。

 トースターの熱源は、ニクロム線ヒーターであり、商用電源で使用されます。消費電力は600Wから1200Wと高めです。

 ポップアップトースターは、縦置き式の箱型をしています。スライスした食パンを入れる幅と深さの溝があり、その溝を平行に挟むようにヒーターが設置されています。

、食パンを入れてレバーを押し下げると電源が入り、数分でパンが焼けて自動的にポップアップしてパンが出てきます。

 タイマーは、バイメタル式と電子タイマー式があります。バイメタル式は、バイメタルが一定の熱量を受けたときにパンが焼きあがったと判定されるため、焼き具合の細かい調整をすることはできません。

 薄いパンと厚いパンのどちらが焼けやすいのか。薄いほうが焼けやすいと思いがちですが、厚切りのほうがヒーターに近くなるため焼けやすくなります。ですから、焼きすぎを防ぐためには、手動でレバーを引き上げることも必要となります。

 オーブン型に比べると、ヒーターがパンに近いため焼き上がりが速く、パンに含まれている水分を逃がしにくいという特徴があります。

 オーブン型のトースターは、一般に、前方に開き戸のある箱形をしています。庫内に簡単な網棚が設けられており、その上下または上下どちらかにヒーターが設けられています。網棚はだいたい食パン2枚が置けるくらいの大きさです。

 ヒーターが通電して発熱し、赤外線を発生するとともに高温になります。ヒーターから出た赤外線の放射(輻射)と、ヒーターの熱によって加熱された庫内の空気の対流によって、食品を加熱します。

 電源スイッチは通常タイマーを兼ねたゼンマイばねを用いています。上級のモデルになるとゼンマイ式よりも正確な電子制御ができるようになっています。

 オーブントースターは、トースト以外にもグラタンなど様々な料理に利用することができます。

 バターやマーガリンなどのスプレッドを塗ったり、チーズやハムなどの具材を乗せた食パン、ポップアップ型のトースターには入らない厚切りのパンや、食パン以外のロールパンやホットドッグなどをトーストすることもできますね。

[トースターを選ぶ時のチェックポイント]

 トースターは内部に設けられたヒーターでパンなどを加熱しますが、機種によってヒーターの種類や加熱方式が異なります。

 ヒーターの違いや加熱方式の違いによって焼き上がりが変わりますので、チェックしておくと良いでしょう。

 ヒーターには、電熱線ヒーター、遠赤外線ヒーター、遠赤グラファイトがあります。

 「電熱線ヒーター」は、電熱線を石英で覆った熱源です。比較的安価なトースターに使われているスタンダードな熱源です。電熱線が食材の表面をジリジリと加熱するので、焼き目をつけてカリッと仕上げることができます。

 「遠赤外線ヒーター」は、遠赤外線の熱によって食材の表面だけでなく内側までじっくりと温めることができます。食材の表面を素早く焼き上げることができます。

 「遠赤グラファイト」は、熱の立ち上がりが早く、トーストの水分を飛びにくくして短時間で香ばしく焼き上げることができます。

 オーブントースターは基本的に、庫内の反射板がヒーターの熱を食材に伝えるような仕組みになっています。

 最近は、庫内にファンを搭載して、ヒーターで食材を加熱しながらファンで熱風を対流させる方式の「コンベクション式」が増えてきています。「コンベクション式」は庫内がまんべんなく温まりますので、食材をムラなく加熱することが可能となります。

 また、ヒーターに加えて庫内にスチームを充満させる「スチーム式」も開発されています。「スチーム式」は、水分の蒸発を抑え、外側をカリカリに、内側をふんわりと仕上げることが可能です。
 
 このように進化しているトースターですが、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

 まずは、パンを同時に何枚焼くことができるのかをチェックするのは基本ですね。世帯の人数によって、コンパクトな機種や大型の機種を選択しましょう。

 トースターは常にキッチンに置かれていると思いますので、サイズもチェックしておくと良いかも知れません。

 トーストの焼き色など、自分の好みに仕上げることができるように、温度調節の機能があると嬉しいですね。

 また、オーブントースターであれば、いろいろな料理が楽しめる調理機能がついているかどうかもチェックしておきましょう。最近は、多彩なオートメニューが備えられていて非常に便利になっているようですね。

 パンを焼いたあとや調理をしたあとは、パンくずの処理や汚れを掃除して清潔にしておきたいですね。お手入れがしやすいかどうかもチェックしておきましょう。

 次のページで、トースターの気になるおすすめの機種について見ていきましょう。

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