コードレス掃除機 はじまりと種類と チェックポイント

コードレス掃除機 はじまりと種類と チェックポイント さわやかな季節
 窓を開けて
 きれいな空気の中で
 思いっきり深呼吸

 ゴミゴミした街中では
 こういうことは
 なかなかできないかも

 せめて
 お部屋の中は
 ゴミやホコリのない
 きれいな環境にしておきたい

 掃除機の出番です。

 でも、
 重たい掃除機を使うのは疲れるし、
 コードが邪魔になったり、
 場所をかえるたびに
 コンセントに差し替えるのもわずらわしいし・・・

 結局、掃除は、
 あとですればいいや

 なんてことになると
 ホコリがたまってしまい
 環境が良くなりませんね。

 そこで、
 コードレス掃除機の出番です。

[コードレス掃除機のはじまり]

 世界で初めて開発されたコードレス掃除機は、エレクトロラックスのコードレススティック掃除機「エルゴラピード」です。2004年のことでした。世界で1000万台売れているという優れものです。

 エレクトロラックスはスウェーデンのストックホルムに本社を置く総合電機メーカーで、1912年には世界初の真空式電気掃除機を発売しています。エレクトロラックスの思想は「Thinking of you」いかにストレスなく楽しく掃除できるかを考えているそうです。その結果、コードレスで45分間運転可能、フローリングでのごみは98%除去などの成果を上げています。2013年には日本でのコードレススティック掃除機がシェア1位となりました。

 コードレス掃除機はキャニスター型掃除機の予備という印象がありましたが、バッテリーの軽量化や吸引力など性能が向上したことによって、キャニスター型の代わりになり得るほどに台頭してきています。

 コードレス掃除機と言えば、ダイソンとかエレクトロラックスのように海外メーカーが独占していましたが、国内の電機メーカーも開発に力を入れてきており、いろいろな特徴あるコードレス掃除機が登場してきています。

[コードレス掃除機の種類]

 コードレス掃除機は、その形状から、スティック型、キャニスター型、ハンディ型に分類されます。

 スティック型は、コードレス掃除機の主流タイプであり、吸引部分のみが床と接地するスリムなタイプです。本体のどこにモーターが設置されているかによって手にかかる負担が変わってきます。モーターが下にあるほど手首への負担は減り、上にあるほど持ち上げやすくなります。
 掃除をしようと思ったときに、すぐにサッと取り出して掃除ができ、広い室内も段差のある部屋もコンパクトなので掃除がしやすいでしょう。

 キャニスター型は、タイヤのついた本体部分とゴミを吸引するパイプ部分とに分かれているタイプです。モーターが本体部分に搭載されているため、パイプ部分が軽くヘッドを上に向けたりするときに負担が少ないというメリットがあります。
 吸引したゴミをためておくスペースも本体内にあるためゴミを捨てるなどの処理を頻繁に行わなくてもいいということも負担軽減のひとつになるでしょう。

シャープ コードレスキャニスター サイクロン 掃除機 ピンク EC-AS510-P
シャープ(SHARP)

 ハンディ型は、デスクや車内の掃除に最適な持ち運びしやすいタイプ。隙間ノズルやブラシなどを取り付けて、パソコンのキーボードなどの細かいところまで掃除できるものもあります。

Bitly

[コードレス掃除機を選ぶときのチェックポイント]
 
 コードレス掃除機を選ぶときに、何に注目したらいいのでしょう?

 □まず、掃除機の性能ですが、吸引力をチェックしましょう。

 多くのゴミを吸い取るには、吸引力が高ければ高いほどいいですね。掃除機の吸引力は、「吸込仕事率」という数値で表されています。単位はW(ワット)で、数値が大きいほど吸引力が高くなります。この数値は、JIS規格で定められた算出方法によって算出されるものです。

 □連続してどのくらいの時間使用できるのか、また、充電時間はどのくらいかをチェックしておきましょう。

 □掃除したゴミを集める方式や集塵容量もチェックしましょう

 集塵方法には、紙パック式とサイクロン式があります。

 紙パック式は、吸引したゴミを本体やスティック部分に取り付けた紙パックにためるタイプです。ゴミがいっぱいになったら、紙パックごと捨てられます。従って、手が汚れにくく、掃除機の内部も汚れにくいというメリットがあります。

 一方、紙パックごと捨ててしまいますから、新たに紙パックを用意しておく必要があり、ランニングコストはかかります。
 
 サイクロン式は、吸い込んだゴミと空気を遠心力によって分離させ、分離したゴミをダストカップに溜め、空気はフィルターを通って排気されます。溜まったゴミをそのまま捨てればよく、紙パックのようなランニングコストはかかりません。

 □どこを掃除するのかに応じて掃除機のヘッドをチェックしましょう。
 
 掃除機をかける場所によって適したヘッドが異なります。オールマイティなヘッドがあれば楽になるかも知れませんが、最適なヘッドを選択したほうがよりきれいに掃除することができるでしょう。
 
 例えば、カーペットや畳などは細かい隙間にゴミが入りやすいので、ブラシでゴミを掻き出せるようになっているといいですね。

 また、ヘッドには、モーターヘッドとタービンヘッドがあり、ブラシを回転させる動力に違いがあります。

 タービンヘッドは、空気を吸い込む力で回転させています。モーターヘッドは、モーター駆動でブラシを回転させており、ゴミを掻き出す能力が優れています。ダイソンのDC62やV6などに装備されています。

 □掃除をする時に出る音が静かかどうかもチェックしておきましょう。
 
 昼の時間帯に掃除をすることができず、早朝や夜間など静かな時間帯にしかできないようなとき、掃除機の音で迷惑をかけたくないですよね。

 音の大きさはdB(デシベル)で表されます。一般的に、60dB以下の稼働音であれば、静音性の優れた掃除機といえるようです。また、騒音が気になる方や小さなお子様がいるご家庭では、50dB以下の稼働音の掃除機がいいでしょう。

 次のページで、コードレス掃除機の人気おすすめ機種を見ていきましょう。

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