体組成計は、体重だけでなく、からだを構成する要素、例えば、内臓脂肪のレベルや基礎代謝量、筋肉量、骨量などを知ることができます。
健康管理を行ううえで、体重だけでなく、体脂肪率、その脂肪が皮下脂肪なのか内臓脂肪なのか、さらに、筋肉率など、日々の変化がわかれば、効果的にダイエットを行えているかなどを確認することができますね。
体組成計を選ぶ時のチェックポイントはなんでしょうか。
体組成計には、いろいろな項目を測定できるものがありますが、自分が何を目的に体組成計を使うのかによって必要な測定項目を確認するといいでしょう。
例えば、ダイエットが目的ならば、体脂肪率・基礎代謝量が測定できる体組成計を、トレーニングしている人ならば、体脂肪率・基礎代謝量・筋肉量が測定できる体組成計をえらぶとよいでしょう。
ダイエットをする場合、無駄な脂肪を減らして基礎代謝が上っているかなどをチェックすることによって、健康的に実施することができます。トレーニングをしている人にとっては、筋肉量や筋肉の質がわかるのはありがたいですよね。
また、単純に日々の健康管理に役立てたいという場合は、基本的な体組成が測定できれば十分だと考えられます。基本的な体組成は例えば、体脂肪、BMI値などですね。
これらの体組成計で計測したデータをスマホアプリなどで管理できるかどうかもチェックポイントの一つですね。
ここでは、両手両足測定タイプの体組成計について、人気おすすめ機種を見ていきましょう。
両手両足測定タイプの体組成計は、電極がついたグリップを両手で握って、手と足を結んで全身に微弱電流を流して測定するタイプです。このタイプの体組成計は、体内水分の日内変動による影響を受けにくいと言われています。また、両腕や両脚や体幹別に体組成を測定することができるものもあります。
☆オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン HBF-701
・特徴：部位別の皮下脂肪率・骨格筋率のバランス変化を４段階で判定。Ｍｙダイエット判定機能で、部位別にダイエットの進捗状況をチェックできる。
・サイズ（約）：幅30.0×奥行32.5×高さ5.1㎝
・重量（約）：約2.2㎏（電池含む）
・最大計量：135㎏
・最小表示：2～100㎏まで100g単位、100から135㎏まで200g単位
・使用電池：単３乾電池×４個
・メモリー：１・７・３０・６０・９０日前
・設定項目：登録人数（４人）、身長（100.0～199.5㎝）、年齢（10～99歳）
・Ｍｙダイエット判定機能：初めて測定したＭｙ基準日と測定日の部位別の体重と皮下脂肪率、骨格筋率の変化から、４段階でダイエットの進捗状況を判定する。例えば、体重と皮下脂肪率が減り、骨格筋率が増えていると正しいダイエットが実行されていると判断し「良好」となる。
・同年齢比較：部位別皮下脂肪率が同じ年齢・BMIの人の平均と比べて多いのか少ないのかを５段階で判定
・計測できる項目：体重、体脂肪率、部位別骨格筋率、内臓脂肪レベル、部位別皮下脂肪率、体年齢、基礎代謝、BMI
アマゾンのレビューでは、次のような評価がありました。
＊体重は数秒、体組成も１０秒以内で測定されるのでストレスはありません。
＊液晶も見やすいので便利。
＊体重や他の機能の数値はブレが無いように思います。
＊計測履歴が残るので過去との違いがよくわかります。
＊手元で数値を見ることができるので、便利に使っています。
＊筋トレした後など、すぐに数字にでてわかりやすいです。
＊減量目的なら体脂肪率やBMIでよいと思いますが、骨格筋率を測ることで体質や長期的な運動効果がわかるので良いと思います。
測定結果も見やすく、体年齢や骨格筋率、部位別の皮下脂肪率などが測定でき、しかも4人まで登録できて使いやすい、と高評価が多く見られました。
☆オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン KRD-703T
・特徴：乗るだけで利用者を自動判定。Bluethooth通信機能が搭載されていて、専用アプリを使って測定データの管理が行える。
・サイズ（約）：幅30.0×奥行32.5×高さ5.1㎝
・重量（約）：約2.2㎏（電池含む）
・最大計量：135㎏
・最小表示：0～100kgまで100g単位、100～135㎏まで200g単位
・使用電池：単３アルカリ乾電池×４個
・メモリー：３０回分（４人分合計１２０回分）
・設定項目：身長（100.0～199.5㎝）
・Bluethooth通信機能：体重体組成計とスマートフォンアプリ「OMRON connect（オムロンコネクト）」を連携させて、転送された測定データをグラフや数値でいつでもどこでもチェック可能
・計測できる項目：体重、BMI、体脂肪率、部位別皮下脂肪率、部位別骨格筋率、基礎代謝、内臓脂肪レベル、体年齢
アマゾンのレビューでは、次のような評価がありました。
＊測定はそこそこ速い。測定項目が多く、スマホに送ってグラフ化され、変化を見るのが楽しみで体型管理のモチベーションが上がる。
＊今まで幾つか体組成計を使ってきましたが、こんなに使いやすい体組成計は初めてです。
＊電源入れてすぐ測れるので重宝してます。いろんなデータが見れてますます健康へ意識が向いてきました。
Bluethooth通信機能がり、スマホと連携してデータ管理がやりやすい、と高評価でした。
☆タニタ 体組成計 インナースキャンデュアル RD-800-BK
・特徴：高精度デュアル周波数測定と部位別測定を搭載。測定項目数は２６項目。筋肉の質をチェックできる。
・サイズ（約）：幅32.0×奥行34.8×高さ5.7㎝
・重量（約）：約2.8㎏（電池含む）
・最大計量：200㎏
・最小表示：0～100kgまで50g単位、100～200㎏まで100g単位
・使用電池：単３アルカリ乾電池×４個
・設定項目：登録人数（４人）、身長（90.0～220.0㎝）、年齢（生年月日1900年1月1日～）
・通信機能：Bluethooth Low Energy technology
・MBA判定機能：MBA(My Body Analyzer)判定。筋肉の特性と筋繊維の電気的性質、細胞内液・外液のバランス、部位別筋肉バランス等から、からだを統計的に評価したもの。どれくらいアスリートの筋肉特性に近いかを４つのタイプに分けて判定。
・計測できる項目：体重、BMI、体脂肪率、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、体内年齢、筋肉量、体水分率、推定骨量、部位脂肪率、部位筋肉量、部位筋質点数、脈拍数
※筋質点数は筋肉の状態である新指標。筋繊維が密に存在し、脂肪や水分、結合組織が少ないと筋肉の質が高い。
アマゾンのレビューでは、次のような評価がありました。
＊ちょっと値段が高いかなと思いましたが、測定できる項目も多く、毎日測定するのが楽しみになりました。
＊筋肉量が正確に測れるのがいいですね。トレーニングの励みになります。
＊スマートフォンとアプリで常に管理できるところが気に入ってます。（ヘルスプラネットというアプリと連動して使える）
＊スポーツジムでのIn Body測定と同程度の測定ができます。
＊丈夫で使いやすく、機能が豊富で便利。
業務機のInBodyとほぼ同じ結果がでるようで、高精度な機種といえるでしょう。高精度デュアル周波数測定が優れているのでしょうか。アプリに関して連携がとても便利という感想がある一方でアプリが使いにくいという指摘もありました。ソフトの問題は個人差があるかもしれませんね。
体組成計として、両手両足測定タイプの上記３機種を紹介しました。
筋肉の質まで測定できる高機能なタニタの体組成計も興味ありますが、そこまでは必要ないという人でも、基礎代謝・内臓脂肪レベル・体年齢が測定できスマホでデータを管理できる「オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン KRD-703T」は注目に値するでしょう。
