羽根の枚数によって、送られてくる風が違います。羽根の枚数が多いほうが、やわらかな風になるようです。羽根の数はチェックポイントの一つですね。
リビング扇風機は、文字通りリビングやダイニングなど広い部屋でよく使用されますね。
広い部屋全体に風が行き渡るかどうか、上下左右の可動域もチェックポイントの一つになります。
また、いかに自然な風を静かに発生させることができるか、という機能を有しているかどうかということもチェックポイントの一つになります。
チェックポイントとして、以下の点に注目してみていきましょう。
・羽根の枚数
・可動域
・自然な風の発生機能
・静音性能
さらに、扇風機を選ぶ際のポイントとして、モータータイプがあります。
モーターには電流の種類に合わせて、AC(交流)モーターとDC(直流)モーターがあります。
ACモーターは、昔から扇風機に使われている交流電流のモーターです。コンセントからの交流電流をそのまま使うので、機能もシンプルであり、価格もリーズナブルですね。操作も難しくなく、強風がいいという人におすすめのタイプです。
一方、DCモーターは、コンセントからの交流電流を直流に変換してモーターを回すようにしています。DCモーターを採用するメリットとして、・回転数を調整しやすい、・動作時の音を抑えやすい、・回転数が低ければ、消費電力が少ない、という点が挙げられます。
つまり、・風の強さを細かく調整できたり、・静かな環境で使えたり、・電気代を抑えるとこができるというメリットがあります。
静かに優しい風を受けたい人や、電気代を安くしたいと考えている人におすすめのタイプです。
リビング扇風機について、DCモータータイプとACモータータイプに分けて、上記のチェックポイントを中心に人気機種を比較して見ていきましょう。
【DCモーター扇風機】
☆アイリスオーヤマ LFD-306L
・羽根は7枚(直径30㎝):空気を細かく分け、繊細でなめらかな風
・左右首振り:75°
・上下角度調整:上方向20°下方向16°
・高さ調整:68~86㎝
・微風モード:長時間使用しても疲れにくく、身体を冷やしすぎない
・リズム風モード:強弱をつけてゆったりと流れる自然風を再現
・連続モード:3段階の風量調節
・静音仕様:22dB(風量1のとき)
・重量:約2.9㎏
アマゾンのレビューでは、「首振り機能のモーターがうるさい」という評価もありましたが、「異音は発生しない」という評価もかなりありました。個々人の感じ方なのでしょうか。
他に、軽くて移動が楽、DCモーター搭載の製品にしては安価との高評価があります。
☆シャープ PJ-L3DS
・羽根は7枚(直径32㎝):
・左右首振り:50°、70°、90°選択
・上下角度調整:上方向 約50°下方向 約21°
・高さ調整:84.5~111㎝
・おやすみモード:切りタイマーと連動し、風量を徐々に下げる
・32段階風量切り替え
・プラズマクラスターで、浮遊カビ菌を除去して衣類の嫌な臭いを消臭
・ネイチャーウイング:蝶が羽ばたくときの羽根の「うねり」や「くびれ」を応用した形状で、ムラの少ないなめらかな風を送る。手足の冷え過ぎを抑え、身体のだるさ感を抑える。
・静音仕様:16dB(風量最小運転時)42dB(風量最大運転時)
・重量:6㎏
この扇風機は、羽根の形状に特徴がありますね。ネイチャーウイングという羽根から送られる風の質は、「ふんわりやわらかながらなめらかな密度も感じさせる」と高評価です。
シャープ独自ののプラズマクラスターの機能もついており、心地よさが一段とアップしそうです。ちなみに、この機種のプラズマクラスターの適用床面積の目安は、約10畳ということです。
☆パナソニック F-CT338
・羽根は7枚(直径30㎝)
・左右首振り:90°
・上下角度調整:上方向18°下方向12°
・高さ調整:79.3~96.3㎝
・なめらか気流7枚羽根:よりなめらか、より心地よい風を実現
・1/fゆらぎ:高原に吹くような優しい風を送る
・温度センサー:室温に応じて5段階風量自動切換え
・おやすみモード:風量、音、明るさを調整する
・重量:4.4㎏
アマゾンのレビューでは、「1/fゆらぎ、優しい風です。音がとても静かで満足しています」との高評価がありました。
DCモーターのリビング扇風機3機種を紹介しました。
各社で心地よい風を送る工夫を凝らしていますね。
上記3機種のうちでは、ネイチャーウイングという羽根が画期的な感じがします。可動域を比べてみると、シャープ PJ-L3DSが一番ですね。
各社独自の機能などもありますので、自分にあったリビング扇風機を選ぶ際の参考にしてください。