電気ケトル 歴史としくみと選ぶ時のチェックポイント

電気ケトル 歴史としくみと選ぶ時のチェックポイント 暑い夏が過ぎ去り
 涼しい朝になってきた

 少しばかり布団から出たくない気もするが、
 そうもいかない。

 まだ寝足りない
 こんなときは、ホットコーヒーで
 目覚めさせるとするか

 すぐにでも
 温かい湯が欲しい

 そうだ、
 電気ケトルが
 あるじゃないか

 寒い朝も
 電気ケトルがあれば
 ホットな気分になれる

 そんな
 ありがたい
 
 電気ケトルを
 お手元に
 

[電気ケトルのはじまり 日本では]

 電気ケトル(electric kettle)は、電流による発熱を利用して水を加熱する電気式のやかんですね。「やかん」といっても、いわゆる湯沸かし器とはちがい、本体の側面に取っ手がついていて、おしゃれなモデルもいろいろと作られています。

 電気ケトルというとテレビでよく「ティファール」というCMが流れていました。2000年代後半のことでしたので、そんなに古くはないんですね。

 日本企業が電気ケトルを開発販売したのは2010年ごろから。主な企業は、象印マホービンやタイガー魔法瓶、三洋電機、東芝ホームアプライアンス、そしてパナソニックですね。

 2008年2月に、日本企業として最初に象印が電気ケトルを発売しました。このときの製品は、従来の電気ケトルでは考えられなかったような安全性にこだわったものだったようです。(安全革命を成し遂げた「電気ケトル」参照)

 2003年に象印は電気ケトルの開発を検討し始めました。ペットボトルのお茶が増えている時代背景を見つめ、家庭でお湯を使う量が減っているのではないか。必要な分だけ沸かしてすぐに利用する人もいるのではないかと考えたからです。

 当時存在していた電気ケトルは、火を使わない「やかん」であって、お湯が沸くと取っ手以外のところが熱くなり、倒れてしまうとお湯がこぼれてしまう、というように、安全とは言えないものでした。

 象印は安全性の問題や機能など製品の詳細が検討されて、2006年6月に開発がスタートしました。

[電気ケトルのしくみ]

 電気ケトルは、本体容器と電源ベースで構成されるタイプが一般的です。本体容器の内側の底面が電熱器になっていて、電気コードがつながった電源ベースの上に本体容器を置いて通電させて、お湯を沸かすようになっています。

 お湯が沸くと自動的に電源が切れる仕組みになっています。本体容器の底は熱くならないようになっており、お湯を注ぐときは、本体容器を電源ベースから外し、そのままテーブルに置くことができます。

 底面の電熱器部分は、金属プレートと電熱ヒーターからなり、電気を流して電熱ヒーターを発熱させ、金属プレートに熱を伝えます。

 お湯が沸くと、そのときに発生する蒸気で沸騰したことを感知して電源が切れるようになっています。沸騰したことを感知するためにバイメタルが使用されており、ある一定温度に達すると湾曲してスイッチを動作させ、電源を切るようになっています。

 
[電気ケトルの種類]

 電気ケトルは、電気ポットとは違い、多めにお湯を沸かしておいて保温するものではなく、使う分だけお湯を沸かすというものです。都度お湯を沸かすという機能はどれも一緒です。

 沸かすお湯の量で分類すると、1リットル以下の少量タイプと、1リットルより多く沸かせる大容量タイプになります。

 また、お湯を沸かすという単機能ゆえ、いろいろなデザインの電気ケトルが発売されています。
 
 本体の素材で分類すると、プラスチック製・ステンレス製・ガラス製に分けられます。

 プラスチック製は、本体が軽くて扱いやすいとい特徴があります。汚れも落としやすくお手入れ容易ですが、耐久性が低く傷つきやすいというところがデメリットでしょう。

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 ステンレス製は、耐久性が高く汚れも落としやすいのでお手入れが簡単。しかし、本体が重いことや、加熱の最中に本体も高温になるなど注意が必要です。

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 ガラス製は、本体が透明なので、お湯が沸く様子を見ることができますし、清潔感があっておしゃれですね。

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 注ぎ口の形状で分類すると、三角タイプと、コーヒーポットタイプがあります。

 三角タイプは注ぎ口がくちばしのような形になっています。一気にお湯を注ぎたい場合に適しています。

 コーヒーポットタイプは、注ぎ口が細長いノズルになっていて、量を調整しながらお湯を注ぐことができます。

 
[電気ケトルを選ぶ時のチェックポイント]

 お湯を沸かすだけの電気ケトルといっても、色々な機能や安全面を考慮した製品が開発されており、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

 まず、基本的にお湯を沸かす性能として、時間がどのくらいなのか確認しておきたいですね。

 電気ケトルは保温を目的としてはいませんが、せっかく沸かしたお湯をある程度保温できる機能があるといいですよね。

 また、飲み物によってお湯の温度を気にする人もいるかもしれません。なので、お湯の温度設定ができると便利ですね。

 安全面も考慮した製品であると使っていて安心ですね。
 例えば、転倒したときにお湯がこぼれない構造になっているか、とか、空焚き防止機能がついているか、などもチェックポイントになりますね。

 [電気ケトルの種類]で、容量、本体の素材、注ぎ口の形状のそれぞれで分類しましたが、これらも電気ケトルを選ぶときのチェックポイントになりますね。

 次のページで、電気ケトルの気になるおすすめの機種について見ていきましょう。

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