DCモーターのリビング扇風機は、風量を細かく切り替えることができて、優しい風を送ってくれるというメリットがありました。
しかし、交流を直流に変換するための機構も必要とするため、DCモーターの機種は価格が比較的高いというデメリットがあります。最近は安くなってきたとはいえ、手に入れることを躊躇してしまうこともありますね。
自分は、優しい風でなくてもいい、2020年のこの年は、9月になっても気温が４０度に達してしまうんだから、強い風でいい、と考える人もいることでしょう。それに、もっと安価な機種で十分だ、と思う人もいるのではないでしょうか。
そこで、比較的安価なACモーターリビング扇風機の人気おすすめ機種について見ていきましょう。
☆日立(HITACHI) リビング扇 HEF-AL300A
・羽根は８枚（３０㎝）：風を送り出す間隔を短くして、切れ目の少ないやさしい風を実現
・左右首振り：約７５°
・上下角度調整：上方向 約２０°/下方向 約１０°
・高さ調整：73.5～95.0㎝
・風量４段階：微風（うちわ風）、弱、中、強
・ON/OFFタイマー：１，２，４，６時間
・運転モード：リズミカルなリズム運転、弱から微に切り替わるおやすみ運転
・減灯＆消音機能：表示ランプが暗くなり、操作音が消える
・重量：約３．９㎏
・操作ボタンが大きく、表示が見やすい
アマゾンでは次のようなレビューがありました。
＊DCモーターでない８枚羽根の実力は、弱の風の柔らかさ・強のパワーどちらも十分
＊DCモーターに比べて消費電力は大きいが、扇風機レベルでは電気料金にほとんど差が出ない。
＊十分静かです（羽根が８枚のものだからでしょうか）
＊「うちわ風」モードが静かで、一晩中つけていても体がだるくならない。
ACモーターにもかかわらず、送り出される風のやさしさや音の静かさが高評価でした。
☆三菱電機(MITSUBISHI) リビング扇 R30J-RW-R
・羽根は５枚（３０㎝）：静音性の高いウィングレット形状。羽根の先端部が風上側へなめらかに湾曲している。
・左右首振り：８５°
・上下角度調整：上方向 ２０°/下方向 １０°
・高さ調整：67.8～85.8㎝
・風量切り替え：３段階
・タイマー：入タイマー２，４，６時間 切タイマー１～６時間までの４段階
・ロング気流ファンガード：風速を上げる機構。部屋のすみずみまで風を送り空気を循環可能にする。涼をとるだけでなく、冷暖房の効率化に役立つ
・静音性能：強運転時でも約３６ｄBの低騒音。（ウィングレット形状の羽根を採用したため）
・重量：４．０㎏
アマゾンでは次のようなレビューがありました。
＊エアコンを使うほどではないが、涼しくなりたいときに便利。
＊とても静かで、見た目でも癒される。
さらに、モーターは全閉型を採用しており、故障の原因となるほこりや塵が入ることを防止しています。また、モーター巻き線を改良して高効率化を実現しており、信頼性や省エネ性に優れています。
☆東芝(TOSHIBA) リビング扇 F-ALY60-W
・羽根は７枚（３０㎝）：低速回転でも効率よく豊かな風を生み出す形状。羽根が風を切るときに発生する風圧差（リップル）を少なくして、自然の風に近づけている。
・左右首振り：５０°、７５°、９０°
・上下角度調整：上方向 ２０°/下方向 １６°
・高さ調整：69.5～90.6㎝
・風量切り替え：連続風３段階、ランダム風３段階
・タイマー：入タイマー２，４，６時間 切タイマー１，２，４時間 自動オフタイマー４時間
・運転音：最大（50Hz/60Hz）４３/４２dB
・重量：約３．７㎏
本製品は、低めテーブル生活にフィットする高さと紹介されています。このリビング扇風機の羽根には「ホコリ防止加工」が施されていますので、ホコリがつきにくく、掃除が楽になるでしょう。
ACモーターのリビング扇風機として上記3機種を紹介しました。
ACモーターといえども羽根の枚数を多くしたり、羽根の形状を特殊な形にするなどして、自然なやさしい風を送り出したり、音を静かにしたりと、さまざまな工夫がされています。
左右首振りなど可動域についても大差はないのですが、羽根の形状をウィングレット形状にしたりロング気流ファンガードを採用したり、モーターを全閉型にするなどして信頼性の面で、三菱電機(MITSUBISHI) リビング扇 R30J-RW-Rが注目というところでしょうか。
